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灯油代が上がる前に見直したい、家の「すきま」の話

執筆者の写真: droneliferc
droneliferc
11 分前
読了時間: 3分

朝、灯油ストーブに火を入れた瞬間はあたたかいのに、しばらくすると足元だけがひんやりする。山形に住んでいれば、そんな感覚に心当たりのある方は少なくないと思います。


そして多くの場合、その原因は暖房そのものではありません。家のどこかに、外の空気を招き入れてしまう「すきま」があるだけ、ということがほとんどです。


毛布をかけた人物が白い電気ヒーターの送風口に両手をかざして暖を取る、室内のくつろいだ光景。
ストーブをつけても、なぜか足元だけが冷たい



すきま風の正体は、意外と単純です


引き戸や玄関ドアの立て付けが少しずれているだけで、目に見えないほどの隙間から外気は入ってきます。サッシのゴムパッキンが劣化して弾力を失っていることもありますし、築年数の経った家では、床下からじわじわと冷気が上がってくることもあります。


どれも派手な不具合ではないので、住んでいるご本人はなかなか気づきません。


現場に伺うと、「うちは隙間なんてないはずだけど」とおっしゃる方がよくいらっしゃいます。それでも実際に建具を触らせていただくと、指が入るほどのすきまが空いていることも珍しくありません。慣れというのは怖いもので、毎日その中で暮らしていると、寒さの原因を「今年は特に寒いから」で片付けてしまいがちなんです。


玄関ドアの隙間
手をかざすだけで、わかることがあります



風の強い日に、五分だけ試していただきたいこと


チェックの仕方は難しくありません。


風の強い日に、窓や建具の周りへ手のひらをかざしてみてください。冷たい空気の流れをはっきり感じる場所があれば、そこがすきまの入り口です。ドアを閉めたときに下から光が漏れて見える場合も、同じサインになります。床に近いところへティッシュを一枚垂らしてみて、揺れるかどうかを見る方法もあります。


ここで見つかる程度のすきまであれば、パッキンの交換や建具の調整で改善できることがほとんどです。


ただし、すきまが一箇所だけではなく、家のあちこちで見つかる場合は少し話が変わってきます。家全体がわずかに歪んでいたり、床下の状態に影響が出ていたりすることがあるからです。こうなるとパッキンを替えるだけでは根本的な解決にならず、かえって費用も手間も余計にかかってしまいます。


木の床の室内で、大工がドア下部をドライバーで修理している様子。
ここから先は、現場で見たほうが早い場面です



すきま風は、灯油代という形で表に出てきます


すきま風をそのままにしておくと、灯油の消費量にじわじわ響いてきます。


ストーブの設定温度を上げても部屋が思うように暖まらない。結果的に灯油代がかさむ。この話は現場でも本当によく耳にします。ひと冬で考えれば大きな額に見えなくても、その状態のまま何年も過ごしているご家庭は少なくありません。小さなすきまだからと放置しているうちに、暖房費という形で毎年少しずつ支払い続けている、ということになります。


しかも、すきま風が入るということは、暖めた空気が同じだけ外へ逃げているということでもあります。




判断に迷ったら、写真を一枚だけ


ご自身で応急処置ができる範囲なのかどうかは、正直なところ、現物を見てみないと判断が難しいところです。


「うちのこれは直したほうがいいのか、様子を見ていいのか」と迷われたときは、気になる箇所を写真に撮って送っていただければ、それだけで大工としての見立てをお伝えできます。無理に工事をおすすめすることはありませんし、そのままで問題ないと判断すれば、正直にそうお伝えします。


ストーブに火を入れる前の、ちょっとした確認のつもりで構いません。


木目のテーブルの上で、手に持ったスマホの青い画面を指でタップしようとしている様子。緑と白の横長バーが並ぶ。
写真を一枚、送るだけで構いません



 
 
 

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